不妊症Q&A 目次

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不妊症Q&A - 不育症について

Q.不育症はどういう状態をいうのでしょうか?
A.自然に妊娠はできるのに、流産を繰り返してしまう場合をいいます。
流産は妊娠22週未満で妊娠が途絶してしまうことをいいます。流産は比較的多い妊娠異常で、全妊娠の約15%に起こるといわれ、また、流産の多く(60%以上)は染色体異常によって起こるといわれています。しかし、これはご夫婦のどちらかに染色体異常があるという意味ではなく、いわば自然淘汰の過程で起こる現象です。
しかし、ときには流産を繰り返すことがあり、3回以上繰り返す場合を「不育症」または「習慣流産」といいます。
Q.不育症は不妊症なのでしょうか?
A.妊娠は可能なので不妊症ではありません。
流産は妊娠後の異常なので、不妊症ではありません。しかし、妊娠はしても結果として赤ちゃんが授からないために、広い意味で不妊症に含める場合もあります。
Q.不育症の原因は何ですか? 治療法についても教えてください。
A.さまざまな原因が考えられ、原因によって治療法が違います。
不育症の原因は多種多様です。大きく分けると以下のような原因があります。しかし、検査を行っても特定の原因が見つからない場合もあります。

■免疫学的異常
自己免疫疾患(SLE)は、不育症の重要な原因です。抗リン脂質抗体症候群が代表的です。
 ●抗リン脂質抗体症候群
  妊娠後に血液凝固反応が活性化され、胎盤の血液の中に血栓(血液のかたまり)が多く作られます。このため、胎盤機能が低下して胎児の発育不全を引き起こし、胎内死亡につながることがあります。血液検査で抗リン脂質抗体症候群とわかると、血栓を作らない治療(低用量アスピリン療法、ヘパリン療法、副腎皮質ホルモン療法など)が行われます。

■内分泌異常
甲状腺機能異常(甲状腺ホルモンの異常)や糖尿病(インスリンというホルモンの異常)が原因となっていることもあります。
 ●高プロラクチン血症
  プロラクチン(乳汁産生ホルモン)が過剰に分泌されることを高プロラクチン血症といい、流産の原因になる場合があります。血液検査でプロラクチン値を調べ、必要な場合にはプロラクチンの分泌を抑える治療を行います。
 ●黄体機能不全
  卵巣から分泌される黄体ホルモン(プロゲステロン)の分泌量が少なく、働きが不十分な状態を黄体機能不全といい、流産の原因になる場合があります。血液検査で黄体ホルモン値を測定し、必要な場合には黄体ホルモンを補う治療を行います。

■子宮の異常
子宮奇形や子宮筋腫が流産の原因になっている場合があり、経腟超音波検査、子宮形態検査(卵管疎通検査)、MRIなどの検査を行います。子宮奇形の場合、奇形の種類や程度によっては手術治療をすることもあります。子宮筋腫は子宮の筋層にできる良性のしこりです。しこりの種類と大きさによっては、筋腫のしこり部分だけをとる手術を行うことがあります。

■染色体異常
普通に健康に過ごしていても、染色体異常が隠れている人(保因者といいます)がいます。もし、ご夫婦のどちらかが保因者の場合、不育症につながることがあります。
Q.女性の年齢が高くなると流産は多くなりますか?
A.個人差はありますが、35歳を超えると流産率は高くなります。
一般的に流産率は約15%といわれていますが、35~39歳で20%、40歳以上で40%以上と、女性の年齢が高くなるにしたがって流産率が高くなります。理由としては、加齢による卵子の質の低下や染色体異常の増加、子宮内環境の低下などが考えられます。

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